グローバル事業継続方針
アシックスグループ(以下、「当社グループ」といいます)は、各種スポーツ用品等の製造および販売を主な事業としており、「アシックススピリット」に掲げた創業哲学、「健全な身体に健全な精神があれかし-“Anima Sana In Corpore Sano”」を基本に、以下の「アシックスの理念」をもって事業運営を進めてまいりました。
<アシックスの理念>
1. スポーツを通して、すべてのお客様に価値ある製品・サービスを提供する
2. 私たちを取り巻く環境をまもり、世界の人々とその社会に貢献する
3. 健全なサービスによる利益を、アシックスを支えてくださる株主、地域社会、従業員に還元する
4. 個人の尊厳を尊重した自由で公正な規律あるアシックスを実現する
これらを踏まえ、当社グループの事業を中断させる様々な脅威への対応として、この方針に基づく事業継続マネジメント(以下、「BCM」といいます)を確立し、社内外の環境変化に応じた継続的改善を行っていくことを宣言します。
○BCMの取り組み
当社グループにおけるBCMの取り組みは以下の通りです。
(1)人命の安全確保(人命最優先)
すべてのお客様ならびに当社グループの事業を支える従業員の安全確保を最優先に位置づけ、万一の場合に備えた以下の取り組みを行っています。
① 緊急時対応手順の確立
災害・事件・事故が発生した緊急時の対応手順を確立しています。
② 救護・救助物品ならびに備蓄品の配備
お客様ならびに従業員に被害が及んだ場合に備えた救護・救助物品ならびに備蓄品を配備しています。
③ 緊急時情報伝達システムの導入
災害・事件・事故に関する情報を伝達するためのシステムを導入しています。
(2)事業の復旧(製品・サービスの供給)
事業を中断させる様々な脅威とそのリスクを十分に認識及び分析し、必要かつ合理的な管理措置を講じ、緊急事態発生時の体制ならびに対応手順を事前に定めておくことにより、事業中断の防止と早期復旧を図ることが出来るよう、以下の取り組みを行っています。
① リスクコミュニケーション体制の確立
事業を中断させる様々な脅威とそのリスクに関する情報を国内外の主要事業所と共有し、相互に意思疎通が図れるようリスクコミュニケーション体制を確立しています。
② 拠点間通信手段の整備
災害・事件・事故が発生した緊急時においても国内外の主要事業所との連絡がとれるよう拠点間通信手段を整備しています。
③ 代替拠点の確保
当社グループのグローバル本社 (株式会社アシックス 本社:兵庫県神戸市中央区港島中町7丁目1番1号)が甚大な被害を受けた場合を想定し、その機能を確実に維持するための代替拠点を確保しています。また、他の事業拠点についても、事業影響度の分析やリスク評価などにより、代替拠点が必要と判断される場合には、随時確保していきます。
④ ディザスタリカバリシステムの導入
事業継続に必要とされる情報システムを災害・事件・事故から守り、効率よく迅速に復旧するためのディザスタリカバリシステムを導入しています。
⑤ サプライチェーンリスクの管理
製品供給を支える国内外の主要サプライヤーに対して定期的に事業継続能力の調査を実施するなど、サプライチェーンリスクの管理を行っています。
⑥ 法令ならびに規範の順守
当社グループの事業所が立地する国や地域において制定された事業継続の取り組みに関する法令ならびに規範を順守しています。
⑦ 教育ならびに演習の実施
BCMの有効性を検証し、より強固な事業継続体制を構築する為に、BCMにおける取り組みに関する教育ならびに演習を定期的に実施しています。